まめのんきの猫背日誌

マメにノンキにやりたいと願う、都祁の自然食品屋まめのんき店主の些事争論な日々。

深みに嵌ったときは

森博嗣さんの本、

好きです。

 

いつも何かに向かって

前に進まないといけなくて、

立ち止まったり

何もしないことができなくて、

手を出さなきゃいいことに手を出して傷つき、

己のやさしさの奥にある下心に落胆し、

晴天の清々しい一日を無気力に過ごして憂鬱になる。

 

食べて寝て日常をやり過ごす、

ただそんなふうに生きたいだけなのに。

日常の些事、

平気でなんていられない。

まわりがみんな

余裕もってラクに生きているようで

羨ましくて。

うまくいかなくて、

すぐに心折れてしまう自分が好きになれなくて。

 

若くて、

そんなときに出会った本。

 

いまでも、

あぁ、迷走してるな…と

思ったとき読む。

 

『ひとりじゃない』とか

『やさしくなくていい』とか

『期待しない』とか

『ズボラになれ』とか

『自分勝手に生きていい』とか

ありきたりのそういうことでなく、

とてもわかりやすい言葉で

ちゃんと説明してくれる。

思い込みで凝り固まった脳を

やわらかくしてくれる。

 

妄想すること

悩むこと

迷うこと

意味なく没頭すること

なにひとつ無駄でない。

 

酔っぱらって路上で寝ることも無駄ではない。

(そうは言ってない↑)