まめのんきの猫背日誌

マメにノンキにやりたいと願う、都祁の自然食品屋まめのんき店主の些事争論な日々。

敬語と敬意の隔たり

毎年、ご近所の商店さんが

カレンダーをくれます。

(↑いちおう、店名など白ヌリしてます)

 

その商店のオジイチャンは

温厚で人柄よく、

一代で店を築き、

たくさんの経験と知識を持ち、

地域へもかなり貢献していて、

私はとても尊敬している。

だから、話すとき敬語になる。

 

かなり目上の人なので

あたりまえのことかもしれないけど。

 

うちの娘が

小学校でよく

『校長先生には敬語を使いなさい』

『先生には敬語を使いなさい』

『オトナには敬語を使いなさい』

と注意されるらしい。

 

敬語は

無理に使うものではなくて

自然と出てくるものだと思う。

 

敬語そのものを知らない子もいるのかな。

それはさておき。

 

相手の人柄がすばらしいとか

行いがすばらしいとか

そういう敬う気持ちがあって、

自然と態度や言葉が畏まる。

 

『〇〇に敬語を使いなさい』と言うことは、

校長という役職や

先生という職業や

年を重ねた時間に

敬意を表しなさいということ。

 

その人に敬う部分があるかは関係ない。

 

でも、

校長や先生や年輩者には、

いろんな苦労もあっただろうし

いろんな経験もしているだろうし

いろんな知識も持っているだろうから

敬う部分がないわけではない。

 

だから、

役職や職業や時間を敬わせたいならば、

その理由を教えてあげてほしい。

校長がなぜエライのか

先生がなぜエライのか

年輩者がなぜエライのか。

 

ということで娘には、

『「じゃあ、校長先生のすごいとこ教えてよ!」

って笑顔で言うてみたらええかもね』

と伝えています。