まめのんきの猫背日誌

マメにノンキにやりたいと願う、都祁の自然食品屋まめのんき店主の些事争論な日々。

不耕起田んぼの田植えが終わらないらしい件

今年は不耕起でお米を栽培する。

 

毎年この季節になると

『えっ、タムラさん、まだ田んぼオコしてんの?』と

ニヤニヤしながら言う自然農の先達たち。

(おこす=耕運機などで耕す)

 

加齢によって低下するのは

膀胱のキャパシティーと例年事を変化させる意欲。

いつかはいつかは…と思いながらも

よくある姿の水田でお米を栽培していた。

 

もう一度言う、

今年は不耕起でお米を栽培する。

 

不耕起とは耕さないこと。

昔ならば鍬や牛馬、

現代ならば耕運機、

それらで土をかきまわさないこと。

 

そうするとどうなるか。

まず、田植えが大変。

フツーの田んぼは

水を張ったあと

耕運機でトロトロになるまで土をかきまわす。

田植え機を使わず手で植えるにしても

苗がスッとささる。

 

おこさない田んぼは

ガチで土の大地。

水を張るからカチカチではないけど

何か道具で土に穴をあけないと刺さらない。

 

なので、不耕起田んぼの通説として

「田植えが最後まで終わらない」という話が

まことしやかに流れる。

 

うちの田んぼは猫の額程度なので

いけるのでは…。

ということで今年こそは一念発起。

少年漫画でよくある

鉄球のついた足枷ほどの重い腰をあげて

天丼しまくり三回目、

今年は不耕起でお米を栽培する!!

 

週末にガッツリやるねけど

ひとまずフライングお試しでやってみる。

 

数日前に仮払機で刈ったけど

表面にうっすらある草が

米苗を淘汰しそうな気がするので

手でやんわり土の表面をむしり取りつつ

鎌で穴をあけて苗を差し込む。

 

1列終わって2列目となると

植えた苗を草と勘違いして引き抜いたりすること多々。

結論。

たしかに田植えが終わりそうにない!!

 

余談として、

フツーの田植えより時間&労力がかかるので

どうしてもどっしりウンコ座りしてしまい

思わず水面にお尻がついて冷たい。

パンツまでイッたかも…。