夫が自分でごはんをよそったあと
娘がお弁当をつくったあとに見られる
こういう現象。
一口程度のこの量を
「お腹いっぱいだから食べられない」
と見極める自己胃袋判定能力の高さ。
心から感服するとともに
ムエタイ選手さながら
大きなサンドバッグを
バシバシ蹴りつけたい衝動に駆られる。
そして
『この量を容器に移して保存するくらいならば腹に納めてしまえ』と
満腹中枢ボーダーラインと
不必要に脂肪を蓄えるリスクを顧みず
果敢に「ちょっと」を己が口に放りこむ。
でも、
ちょっと残す
ちょっと食べる
ちょっと呑む…
『ちょっとの美学』のわかる人間に
ちょっと憧れる…。