6月から義父がうちの近所にある施設へ入所しました。
脳梗塞になったのは去年末。
治療により比較的軽度でおさまり
リハビリの甲斐あって杖で歩ける。
娘1歳半、
同居していた大阪のジイチャン家を出て都祁に来た。
天気のいい日は
学校から帰ると一緒におさんぽ。
都祁の道を一緒に歩く。
ずっと遠かったジイチャンが急に近くなり
ハレでなく日常に。
生きていれば誰もが通る老いの道。
80歳を越えたとき
己一人の力で生きていけなくなったとき
ヒトはどんな生をのぞむのか。
生きたいのか
生きたくないのか
構われたいのか
構われたくないのか
そばにいてほしいのか
放っておいてほしいのか
『寝たきりにならないように』と
ジイチャンのためなのか
自分たちのためなのか
よくわからない理由で
散歩に連れ出す私たちを
82歳のジイチャンはどう感じているのだろう。